KO/letter
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ ADRは、連続増配株
昨日に引き続き、自身のポートフォリオの25%を占めている
その名の通り、主にタバコを販売している企業です。
こちらを組み込んでいる理由は
異常なる中毒性・連続性
の二点を併せ持っているからです。
ちなみにコカ・コーラの分析でもお話しさせていただきましたが、
財務的分析の方はコロナ下の状況では
一時的な分析にしかならないため、
落ち着いた際に載せていきたいと思っております。
そして会計上無視するしかない部分をメインに語らせてもらっているので、
こういった視点があるのかなど、参考にして頂けたら幸いです。
異常なる中毒性
一つ目は異常なる中毒性。
前回コカ・コーラについて色々語りましたが、
それとは比べ物にならないほどの中毒性をタバコは持っています。
タバコにはニコチンが含まれているため、そう簡単にはやめられません。
そのため今では止めるための治療に保険がおります。
というより止める行為は、保険が下りる治療が必要なほど難しいのです。
それほどの中毒性を扱っている企業は、
ほかには大麻を扱っている企業以外にはないでしょう。
そして、タバコを吸うという行為がある種ブランディングされていて
憧れやスタイリッシュな雰囲気をも保持しているところが
タバコの凄いところであると思っています。
勿論、日本ではタバコを吸う方の人口はどんどん減ってきています。
つい20年前までは男性は喫煙者の方が多数派だったのですが、
今では、30%を切っています。
喫煙者数の分析は、収入の推移と考えると面白そうなのでいつか記事にしたいと思っています。
話が逸れましたが、喫煙者の減少は先進国では大きなトレンドになっています。
今までと同じように収益を出していくことは非常に難しいでしょう。
しかし、人間の数はどんどん増えていきます。
30年後には総人口が97億人になるとも言われています。
世界中の喫煙率がどこまで下がるかはわかりませんが、
ゼロになることはありえないといってもいいでしょう。
売り上げが下がることは避けられないですが、
時間はあります。
異常なる中毒性を扱っている企業が、
無くなるということは考えにくいと考えています。
連続性
購入している株式の中で一番連続年数が低いですが、
それでも21年連続増配中です。
実はブリティッシュ・アメリカン・タバコ、名の通りイギリスの企業であるため、
会計のベースはポンド建てで計算してます。
その結果、配当もポンド建てで計算しているため、
ポンド建てでは増配しているのですが、
ドル換算で見ている方は為替相場に揺られてしまい、
連続増配していることに気が付いていない場合もあると思います。
実は連続増配株という点も欠かせません。
勿論、問題点もあります。
問題点
健康意識の上昇。
中毒性の章でもお話いたしましたが、やはり売り上げの低下が著しいと言わざるを得ません。
これからの売り上げ減少にどう対処していくのかが一番のキーポイントなるでしょう。
もう少し様子を見ていくつもりですが
これからの5年10年の動向によっては撤退もあり得る銘柄だと思います。
春野草。